気功法のひとつに今回の「小周天(しょうしゅうてん)」があります。
小周天は気功法の最大の法「大周天」を会得するための基礎を築くために必要な功法です。小周天という言葉をを初めて聞く方も多くいらっしゃると思うのでこの言葉の説明から入らせていただきます。
気功法のひとつ「小周天」は、自分の体の周りに気を通すこと
自分の身体に周りに気を通すことを小周天と呼びます。
そして、昔は
小周天を、中国では病気治療のために患者に体得させました。
体の弱った方には体力気力を回復させるためにそれほど役立つんです。
もともと、仙道(中国での仙人になるための修行(やりたい!!))では、不老長寿を肉体の基本とした上で、ストレスからの解放や、精神的に成長するための修行法として発達してきました。
ですから、病気をお持ちの方や、病後の方、体力が弱っている方には最適なんです。
小周天のやり方
小周天は身体の前のラインと後ろのラインをグルグル回すことです。
ただ、グルグル回すだけではなく、その場所場所を意識しながらその場所を移動していくイメージです。
任脈(にんみゃく)
小周天は、体の前正中線を流れる経絡のことです。
主に、体の前面を流れている経絡をさします。
会陰から始まり、下腹部の正中を上り、臍に達し、さらに腹部、前胸部の正中を上り、のどを循り下顎の正中から下歯齦に終わる。
身体の前側を通るツボを線で結んだラインです。
督脈(とくみゃく)
会陰部に始まり、脊柱にそって上にあがり、後頭部のを通り、頭部の正中を通り、百合を上り、額に下がり、鼻柱、上歯齦で終わる。
背骨を通って頭の上を通り、歯に降りてくる、身体の背面を通っているツボを線で繋いだラインです。
この2つの経絡を意識しながら気をまわしていくんです。
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小周天がもたらす効果
小周天を回せるようになると、これら気をまわしている任脈・督脈が綺麗になってきます。
なぜ、そんなことが起こるのかというと、気が循環することによって、血液もよく動き、代謝を促し、免疫作用や身体のあらゆる浄化作用が活性化します。
気の循環とは、それはすなわち、身体の「浄化」を意味します。
循環しているものは、水もそうですが、清々しく綺麗で淀んではいません。
体が綺麗になれば、気分もあがり、元気も出てきます。
小周天は、元気になってくる技なんです!!
小周天を続けてみて効果が出てくる期間
この小周天をどのくらい続ければ、ご自身の思ったような効果が表れるか、個人差があるのでなんともいえません。
しかし、続けることで昨日の私より、小周天をまわした今日の私の方が進化は確実にしています。
- 続ける最大のコツは、何も考えずに黙々と行うこと
- 毎日やることに重きをおき、その日に長時間行えなくともオッケーにすること
このふたつです。
また、何事も10000時間続けると、プロになれます。
とりあえずは、10000時間を目安に続けてみてください。
仙人になれる技ですので、一朝一夕に完成はしません。
ご自身に一体どんな変化がでてくるのかも楽しんで修練を続けてみてください。
気功で一番有名な「小周天」体操のやり方を覚えて気感を手に入れよう!小周天そ会得するとできること まとめ
小周天の先の修行には大周天が始まります。
小周天をしっかり会得し次に繋がる大周天の修練もできるようにしていきましょう。
小周天を習得した後に大周天(だいしゅうてん)をするといいことづくめ。成功から美容まで思いのまま
小周天がまわせるようになると、気感も育ってきています。
気感が育つと、「ここは良い気のある場所だ」や「この人とは合いそうだ」なんていうのもわかるようになってきます。
そんなこともできるようになるとわかっておけば、続けやすくなりますよね。
ご自身にどんな変化がでるか、楽しみにしていてください!!
よかったらどんな変化が訪れたのかお教えいただけると嬉しいです!!
一緒に小周天の修練に励みましょうね。
本日も、お読みくださりありがとうございました。